2005年08月28日

自然と人工のコラボレーション

 人間が自然の前では、いかに小さな存在であるのかを知った旅行に参加して、はや2年の歳月が過ぎようとしております。8月も終わりに近づくと、ナイアガラの滝のことをいつも思い出します。残暑厳しい中、涼を求めてナイアガラの話題にいたします。

 ナイアガラの滝の良さは、何でも2度楽しめるところだと思う。アメリカ側から見る⇔カナダ側から見る。陸、空から見る⇔川から見る。アメリカ滝を見る⇔カナダ滝を見る。昼の滝を見る⇔夜の滝を見る。のようにたくさんの違った角度から楽しめる。アメリカ滝と、カナダ滝については、前に記事にしたので、そちらを参照していただくとして、今回は、昼と夜の滝について記事にしたい。
 昼のナイアガラの滝で、自然の凄さを堪能していただき、夜は人間の知恵というか、技術を堪能していただきたい。ほぼ同じ場所で撮った2枚の写真をご覧ください。

 まずは、昼の滝。
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 そして夜。
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 美しい滝に、人間の技術をコラボレートさせる発想が、いかにもアメリカらしくていい。(日本だと、自然そのものは、人の手がかかっていないからいいんだ。って言われそうだけど。)
 基本的には、私も自然のままを鑑賞することを好みますが、滝自体の形や、質を人工的に変えるのではなく、いろんな色でライトアップするだけ、また見た目も素敵なのでこれぐらいのコラボレーションは良いと感じる。
 
 最後に、今こうしてブログに綴っている間でも、滝の水は変わることなく、流れ続けているという自然の凄さと、何百、何千年も前から流れ続けているという事実は、諸行無常というものを感じずにはいられませんでした。
 儚いものであるからこそ美しい。。。

 2003年8月30日 ナイアガラにて撮影。

at 11:36│ 米国生活紀行 Niagara 編